わが国には、職業の分類があります。例えば、「お菓子製造販売業」、「農業」、「建設業」、「行政書士業」、「宅地建物取引業」、「運送業」などの分類です。
これは、仕事の内容は表しますが、企業なり事務所の違いはわかりません。
Aというお菓子屋さんとBというお菓子屋さんは、どちらも「お菓子屋」さんです。
過去に、お菓子屋さんで「我が社は、幸せ創造業です。」とおっしゃった方がいました。
「お父さんが、お土産に買ってきた我が社のケーキを囲んで、家族の皆さんが笑顔になる。
そんな幸せを創造するお菓子を提供する。」
どうしても「業」という仕事にとらわれすぎて、自社や自分たちの存在意義を見失いがちになります。
そこには、「理念」という魂が必要ではないかと感じます。
行政書士を開業するころ、「行政書士では生活できない」ということを言われました。
その時、ある本で「行政書士で生活できるか?という質問は、魚屋で生活できるか?、八百屋で生活できるか?
という質問と同じだ。」という文章を見つけました。つまり、生活できるお店もあれば、できないお店もある。
「その違いは、何?」そこが、開業時に知りたいと思ったことです。
どんな小さな事務所でも「経営」に必要なものがあるのではないかと思い、宮崎県中小企業家同友会に
入会しました。
そこで「あなたは、どうして今の仕事をしているのですか?」と問われて、
その時は、「生活のため」としか答えられない自分が、とても情けなく感じました。
早いもので、33年前のことになります。